I.MAGiC架線柱の怪
先日リリースされた島式ホーム用その他の架線柱セットが今週のギフトショップに転がっていたので拾ってみた。
I.MAGiC Blogで発表されちょっとだけ話題となった、「37mm間隔」の架線柱が気になります。ブログに乗っているCAD図だけでは正確には判別できないので、製品を見てみることにしよう。
結論から言うと、どうやら37mmというのは誤植のようです。
拡大してよく見てみると、37mmと謳う架線柱はどうみても34mm幅。
実際34ミリで設計されたにも関わらずブログやパーツリストには「37mm」と誤植されていることの理由はサッパリ分からないが、当の設計者が間違えて書く
とは思えないし、別の人間がパーツリストに登録する名前を打ち込むとも思えない。ましてブログに掲載されているCAD図面はCAD図面そのものである。
では、この架線柱は何なのか。レイアウターで見てみます。
こちらはVRM4第6号互換パッケージ収録の「在来線架線柱複線」と「同追加」の組み合わせです。
こちらは新しくリリースされた方の架線柱の組み合わせ。左側が180度逆になっていますけれども。
上下の画像を見比べると、前者は鉄骨部分のかみ合わせがムチャクチャなのに対し、後者は支柱がキッチリ複線間隔の真ん中に来るように設計されています。複々線以上の直線区間で組み合わせて使う場合には、「(37mm直線用)」と付いた方を使うのが適当ですね。
しかしながら、37mm直線用架線柱は支柱の間隔が従来より狭いですから、カーブ区間に配置したときに建築限界と干渉する可能性があります。
これはR495mmカント付きカーブレールで165系で実験した、最も接近するときの画像。カント付けてこんなモンですから、実用の範囲内では(極小のカーブレールでなければ)曲線区間に設置しても大丈夫かもしれません。
曲線区間ではどうしてもチョイ外側に置きたくなりますが、そういう場合には注意が必要。ただしそうすると「複線間隔の中間に支柱が来る」が崩れます。もっとも、仮想空間なので建築限界に干渉しようとパンタグラフが架線柱から外れようと、見た目以外になんの問題もありません。
結局のところ、この架線柱は見た目のために設計されたものらしいので、そういうのにこだわる方が適当に使えばいいんじゃないでしょうか。私は比較的気にしてますが。
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