JAM2013 - VRM Cloud?
お台場の東京ビッグサイトで開催中の国際鉄道模型コンベンション:JAMに行ってきました。
もちろん目的はI.MAGICブース。他にも模型メーカーは覗いてきましたが。
※写真はないです
展示物は、おなじみのVRM5の試遊機があったほか、VRM Cloudなる新企画の発表も。
ざっくり言うと、スマートフォン向けの鉄道模型シミュレーターです。公式ページにあるように、
- VRM Cloud プレイヤー
- VRM Cloud クリエイティブユーザー
の二種類にユーザーが分かれることになります。このブログをお読みの諸兄は、ほとんどが後者の「クリエイティブユーザー候補生」になるんじゃないでしょうか。
VRM Cloud プレイヤーは、iOSおよびAndroid OS上で動作するクライアントアプリを、Apple StoreやGoogle Playstoreから無料で入手することができます。要はモバイル端末向けに最適化されたVRMビュワーです。(画面のようすは公式ページを見ていただければ)
クリエイターが制作したレイアウトを、クラウドからダウンロードして遊ぶという形式になります。クラウドに置いてあるデータは、レイアウトに使用するパーツ・車両のポリゴンデータが込みになっているので、まったくVRMが初めての人でも遊べます。
ですがクライアント環境のストレージ、RAM、および通信回線の制約から、1作品部品データなどすべて込みで32MBまでという制限があるということです。
モバイル端末上でVRMを動かすなんて、そんなことができるのか?と見る前は半信半疑だったのですが、VRM5車両がダウングレードなしでぐるぐる走っていました。今のモバイル端末は凄いですね。さすがにフォグやシャドウは省略されていましたが、解像度(dot/inch)が高い最新機種ならパソコンよりも見た目が綺麗かもしれません。
しかしDirectXで動作しているVRMがそのままiOSで動くわけがありませんので、ではどういうことかというと、VRM Cloud PlayerにはOpenGLベースで新規開発したエンジンが搭載されているそうです。ちまたの3Dゲームは多くが、Unityなどの汎用エンジンを使っているので、I.MAGICさんの本気度が伺えます。I.MAGIC Blogのこのへんの記事で紹介されていた、「より大きなプロジェクト」とはこれのことだったんですね。
クリエイティブユーザーは、(部品のデータ込みで)1作品32MBまでという制限の中で、レイアウトを作って公開するということになります。VRM5/Onlineのノーマルユーザーからクリエイティブユーザーになるには、月額でナンボとかかるんだそうです。
そのかわりに、クリエイティブユーザーになると、自作車両をVRM5/Onlineに組み込めるようになるようです。自作車両についてはコンテナとほぼ同様とのことです。
台車の首振りにも対応し別モデリングして組み合わせる使用になるようなので、台車モデラーと車体モデラーとかいう分業的なこともあり得るかと。
その他。
- VRM Cloud Playerでは、夜景モードは省略
- 音源部品は使用できない(モバイル端末のサウンド機能がプアなため)
- 旧センサーは使用できない。自動センサーは可。
- レンダリング範囲はおよそ2000mm
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