VRM Cloudコンテスト レビュー(その2)
(その1はこちら)
今回からは作者毎に作品をレビューしていくということで、まずはたくさんのレイアウトをお寄せになったaozoradensha氏の作品を見ていきます。
■北陸の名車の数々■
車両のテーマは北陸ということで、485系雷鳥が登場します。EF64牽引の客車列車もありますが寝台特急北陸でしょうか。スクリーンショット2枚目の鉄橋のシーンは立体感がありいいアクセントになっています。
■小春の町■
雪深いレイアウトですが、ところどころに桜の木が植えられています。
イルミネーション樹木がかなり綺麗にレンダリングされています。
■千葉の名車■
E217系を運転します。千葉の名車に165系を選んでくるあたりセンスがあるなあと思います。カナリヤ色の103系ともすれ違います。
スクリーンショット2枚目の掘割部は上部を道路が通っており、いいアクセントになっています。
■1時間で作ったレイアウト■
トミックスレールで構成されたレイアウトです。説明文には「+2号で簡単に作ったレイアウトです。なので建物も置いていません。走行性重視です。自由に運転してください」とあります。
2枚目のようにターンテーブルがありますが、先端で衝突するまで進むと回り出すという妙なギミックが仕掛けてありました。(自動センサーかな?)
このギミックは、初見のプレイヤーにとっては気づきにくく、「想定外」の動作に当てはまるのでは無いでしょうか。またほぼ一周回るまで待たされて、飽きます。「自由に運転」とは真逆の印象を受けました。このような要素はマイナスポイントではないかと思います。
ターンテーブルに入る手前にセンサーを設置して自動で所定の位置に停止させ、ターンテーブルは反対向きに回してやると遊びやすくなるのではないでしょうか。
■国鉄車両■
80系電車を運転します。最高速度は低く設定されていますが、それ以外に運転上の制約はありませんでした。
■住宅街をゆく鉄道■
「1時間で作ったレイアウト」と同系統の、保線車両がヨを引っ張るスタイルです。こちらも先と同様の仕組みのターンテーブルがありうっとおしい印象を受けました。しかし、
モーションパスを使って自動車が動いています。普通の車の脇をカーチェイスする乗用車とパトカーがいたりなんかして、そこはクスっと来ました。
■山手線■
全線高架線のトラックプランを103系で走行します。高層ビルが多数配置されています。
■講評■
aozoradensha氏はレイアウターのベーシックな使い方はほぼ完璧に抑えておられるようであるものの、数多くの作品を投稿したことでエネルギーが分散してしまっているのがたいへん残念なところです。1時間で1つレイアウトを作って投稿するよりも、その1時間で他の作品をブラッシュアップすることが出来たのではないかなーと思います。
(参加賞って投稿数には関係なかったよね?)
「1時間で作ったレイアウト」と「住宅街をゆく鉄道」は、ターンテーブルの特殊なギミックのわかりにくさが惜しいところです。
その他の複線で構成されたレイアウトには、自動運転の対向列車が設定されており、すれ違いが楽しめるようになっておりGoodでした。対向列車は重要な要素です。複線のレイアウトでは、自列車の運転に特に制約はありませんでしたが、逆にこれくらいのほうが簡単に遊びやすくていいのではないでしょうか。
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