顕在化してくれないミドル層VRMユーザー #VRMアンケート2019
VRMアンケート分析シリーズ第2弾です。
第1弾の最後に,「アンケートにヘビーユーザーばかり集まってしまった」と書きました。もちろん,ビョーキヘビーユーザーのみなさんがオフ会やこういうアンケートみたいなキャンペーンに参加してくれるのは嬉しいことです。が,ビギナーからビョーキまでを含むVRMユーザーの全体像をVRMアンケートでサンプルすることにはどうやら失敗したのだ,という結論に(自分の中では)なりました。
本稿では,アンケートが結果的にヘビーユーザーホイホイとなってしまった実体を説明します。その後稿を改めて,その原因系についても考察したいと思います。
●実体分析編
前回の2015アンケートのときと同様,パッケージ版ユーザーのパッケージ保有数を調査しました。本当はVRM Onlineユーザーの部品所有状況も同時に調べたいのですがなかなか手段がないので,パッケージ版に絞り込んで調べてみます。
下図が,パッケージ保有数をまとめたヒストグラムになります。(数えただけの棒グラフともいう)
見慣れている正規分布様のヒストグラムとは全く異なり,明らかに右側に偏っています。現在出ているシステムパッケージが0~15(そのうち8,9,10がA/B2本立てなので)全19本になるので,全コンプ勢がサンプルの中には明らかに多すぎる!
いくらVRM Onlineがライトユース向け,パッケージ版がヘビーユース向けと言われていたとしても,こりゃ多すぎます。というか,Onlineでやっている人もメンツ的にヘビーユーザーばかりでした。
これだけ全コンプ勢がいると,「鉄板パッケージ」をさぐるための「パッケージ別所有率集計」が役に立ちません。(2015年にはやったのですが。)
と,ここまでこんな風に書きましたが,「アンケート回答者にヘビーユーザーが多すぎる」のですが,ヘビーユーザーが多いことは普通はよいことのはずです。しかし見方を変えると,「アンケートにライトユーザーが集まらなかった」となります。
アンケート実施主体はこのブログでしたので,少なくともVRM Stationはライトユーザーの方からの関心度が低いということが推測されてしまいます。なんと悲しい。
たしかに,こんなアンケート分析然り,地形の使い方の話の途中で数学の定理の名前が出てくる記事然り,一般的VRMユーザーに必ずしも100%おすすめできないでしょと言われたら,その通りかもしれないのですが…。
こうなると,実態として,
- AKAGIのブログがライトユーザーに注目されていない
- AKAGIのブログで行ったアンケートはライトユーザーに注目されなかった
- そもそもVRMのライトユーザーなどもはや存在しない
のどれが正しいのかという新たな疑問もわきます。
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